
敬愛する榎本先生と岡本さんのジョイントコンサート。
思えばあの2001年、京都・大阪ゲヴァントハウス合唱団のマタイ受難曲ウィーン公演は、たまたま917直後になってしまった。マエストロ林は冒頭、聴衆に語りかけ、鎮魂とそして二度と起こしてはならない決意を込めてコラール「O Haupt voll Blut und Wunden」を献唱してコンサートをはじめた。この演奏旅行にはお二人、そして乃公も参加していた(→ここ)。あれから10年。
今日も岡本さんが東北地方太平洋沖地震に言及して一日も早い復興を願い、マタイのコラール「Befiehl du deine wege」を聴衆と一緒に歌って、コンサートがはじまった。
①Duett:シューマンとロッシ-ニ。乃公の好みだろうか、シューマンが、それも第1曲「美しい小さな花々」が心に沁みた。
②岡本さん:湯山昭5曲。それぞれに興味深かったが「ロマンチストの豚」に珍しく“途中拍手”が来た。乃公は終曲の「妖精のワルツ」が印象深かった。
③榎本先生:山田耕筰、團伊玖磨、別宮貞雄、中田喜直、武満徹、小林秀雄の6人による春の歌だったが、曲想が総じて春のイメージにしては地味で、取り組みの難しさだけを感じてしまった。これって乃公の感受性欠如か?
④Duett:小山清茂の「千曲川旅情の歌1、2」。邦楽的な色合いの強い曲で、種類は違うが③同様乃公内部で不消化のままであった。
Encoreで面白い“仕掛け”もあり、京都ゲヴァントのメンバーとも久闊を叙して、久しぶりに帰途の気分の良いコンサートだった。
esprit と語彙不足で、、、こういう文章は苦手だ。お二人ご免なさい。楽しかったです。有難うございました。
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